FORD E-150　エコノライン　4.6　3バルブ　OHCエンジン　異音修理

2012ｙモデル　Ｅ－１５０　ＣＭバン　4.6　Ｖ８　ＯＨＣ　３バルブエンジン

症状　エンジン回転全領域から打音+出力低下

まず打音の原因から

打音は右バンクより発生

原因はタイミングチェーンの緩みです。

チェーンが緩みきっており

チェーンガイドが擦り切れるほどの撓みも確認がとれます

タイミングチェーン　チェーンガイド　テンショナーを交換しOK

次にエンジン出力の低下です

ロッカーアーム　バルブリフター　カムシャフトが

損傷してます。インレット/アウトレットのリフト量が規定値まで稼げず

不調を起こしてます。写真↓

カムの当たり面とロッカーアームの干渉部分がズタズタです。

バルブリフターに関してはロッカーアームのクリアランスを保つための

スプリング機能は死んでました。

このような症状になる原因はオイル管理が悪いことです。

マスタングにも同じエンジンが搭載されてますが

オイル管理がしっかりされている車両はここまで酷くなりません。

バルブリフター及びロッカーアームはFORDパーツより新品供給が

現時点ではあります。が、カムシャフトはメーカーより

ディスコンティニュー(ないです)とのこと。

弊社ではアメリカ現地よりリビルトパーツを取寄せ対応しました。

オイル　冷却水　全て新油にて交換　完了です