2015-2020 キャデラック エスカレード バルブリフター損傷
2015-2020y キャデラック エスカレード バルブリフター交換
チェックエンジン点灯に伴い エンジンからの打音が聞こえるとのことで入庫
DTCコードは7番シリンダーの失火ミスファイアーです。
直噴エンジンなのでインジェクターの噴霧状態 点火装置の良否判定 圧縮圧まで確認するのがセオリーですが
明らかなエンジンからの打音が聞こえるのを確認してます。
インマニ外し 片バンクを降ろしていきます。
エスカレードのエンジンは負荷状況に応じた8気筒/4気筒で走行する気筒休止システムが採用されており
7番シリンダーのバルブリフターはAFMアクティブフューエルマネジメント用になっており
このバルブリフターが不具合を起こすと下記の写真のように
バルブリフトスプリングが全縮状態で固着
その状態でエンジン駆動を連続で行うことにより損傷
およびプッシュロッドも併発して損傷
構造的に#7シリンダーの位置は熱を帯びやすく
さらにオイル管理が良くない状況や低負荷時 回転数をタラタラ回すエコドライブなどで
特定のシリンダーに潤滑油が行き届かないなど様々な要因が考えられます。
写真では分かりにくいですが干渉する先端部のダメージ ロッドの曲がりが確認されます。
同時にカムシャフトの損傷までスコープで確認します。
幸いこのエンジンはカムシャフトのダメージは免れることが多いようです。
ダッジ等HEMIエンジンのリフター損傷はカムまで必ずダメージが生じます。
余談でエンジンは違いますが気筒休止システムでC7コルベットでは同じ症例はあまり聞きません。
このあとオールインポートでは
部品の交換 ヘッド組み上げ 新品冷却水エア抜き 新オイル オイルフィルター 保険でエンジン添加剤まで使用します。
お困りの方はオールインポートまでご相談下さい
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